2017年度 釧路公立大学 「労働法」
前期開講の展開科目で3年次配当です。この科目の位置づけについてはシラバスを参照してください。
ここでは,当初予定からの変更点や,講義の進行状況をお伝えします。
● 教科書/参考書について
- 教科書として,小畑史子ほか『労働法[第2版]』(有斐閣ストゥディア,2016年)を使用します。
- 講義には小型六法が必要です。江頭憲治郎ほか編『ポケット六法〈平成29年版〉』(有斐閣,2016年10月)等を購入して下さい。なお,試験の際には書き込みをしていない六法であれば持ち込みを認めます。このことを念頭に置いて取り扱うのが良いでしょう。
- 講義で配布するレジュメに,関連する文献を掲げておきます。受講後に復習として読んでおくことをおすすめします。
- 共著で『18歳から考えるワークルール』という教科書を出しました(2012年8月,法律文化社)。参考書として是非お買い求めください!
● 授業スケジュールについて
- はじめに ―― 労働法を概観してみよう
- 労働関係の当事者 ―― 〈労働者〉と〈自営業者〉の不明瞭な境界
- 労働条件の決定 ―― 就業規則の不利益変更
- ※ 2017年5月2日(月)は,講師の都合により休講です。
- 労働契約の成立 ―― 就職内定が取り消されたら
- 配置転換
- 賃金 ―― ボーナスは出ないよと言われたら
- 労働時間の数え方(原則)
- 労働時間の数え方(例外)
- 年休 / 労働災害
- 労働契約の終了 : 解雇が許されるのはどんなときか?
- 雇止め ―― 正社員との違いはどこにあるのか?
- 派遣労働 / 労働組合と不当労働行為
- おわりに ―― ワーク・ライフ・バランス
● 評価について
2015(平成27)年度後期には 127 名の履修登録があり,そのうち 117 名が定期試験に臨みました。評定分布は次に示すとおりです。
- S(秀)= 6%
- A(優)= 97%
- B(良)= 27%
- C(可)= 29%
- D(不可)= 20%